育児ワンポイントアドバイス

子育て10か条

①Have a nice day!

園の門をくぐるわが子へ「がんばるのよ」「しっかりしてね」ではなく、「楽しい一日を過ごしてこようね」とメッセージを。

②泣いたカラスがもう笑った!

登園を嫌がって泣く子供。子供の泣きは立派な感情表現の一つ。心配せず受け入れていくと、やがては笑顔になります。

③目は口ほどにものを言う

遊びに入れず一人でいる子供。子供の目はしっかり友達の動きを見ています。

④やらせない、いそがせない、困らせない

「早くしなさい」「なにやってるの」は禁句。戸惑っている子には手を貸してあげることが必要です。

⑤社会への巣立ちの一歩

子供のやりたい気持ちを摘んでいませんか?やりたい気持ちは自立へ一歩です。自立は社会性の基本です。

⑥笑顔は値千金

お母さんの笑顔は子供の心の支えです。その笑顔が子供のエネルギー源になるのです。

⑦私はだーれ?自分を知る

私の性格は・・・・?自己中心的な人は、人の話を受け入れましょう。まわりに流されてしまう人は、まず自分の考えを持ちましょう。

⑧たたけよ、さらば開かれん

先生はお母さんたちの味方です。心を開いて素直な気持ちでお話してみましょう。お互いの意思の疎通が大切です。

⑨お父さん出番です

子育ては夫婦の共同作業。”良いところ取りこそだて”の父親ではなく、つらいこと、大変なこともやってもらいましょう。

⑩続・お父さん出番です

子育てストレスはためずに夫にぶつけてみましょう。良き母、良き妻は棚に上げておいて、ときには悪妻になってみてください。

Q.3~4歳のころから指をしゃぶるくせがあり、なかなか治りません。
どのようにしたらよいでしょうか?

A.どんなことでも、子どものくせは気になるものです。乳幼児期によくみられるのは指しゃぶり、爪かみ、性器いじり、タオルなどへの依存、チックなどです。
一般に乳幼児は自分でしたい、誰かから認めれたい、愛されたい、甘えたいという欲求を持っています。それが満たされないと、淋しさや不安や過度の緊張からいわゆる問題行動を起こすことがあります。くせはその習慣化したものの一つです。
 たとえば赤ちゃんが指しゃぶりをするのは、おなかがすいたとき、眠くなったとき、手に持って遊ぶものがないときだといわれます。
 指しゃぶりは、いわば子供の「依存の対象を求める行為」の一つの表れなので、発達上それほど心配する必要はありません。 「指なんてしゃぶって、おかしいね!」と軽く指摘する程度でいいでしょう。
 全身や手指をしっかり使って遊んだり、人からあてにされたりして自信をもつなど、いつもなにか楽しいめあて(目的)を持って遊ぶようになると、気になるくせや問題行動はなくなるものです。
 そして、ときどきは、子どものくせはおとなの過干渉や極端な放任を反映したものではないかと親の側の問題として振り返ってみましょう。

Q.親の求める「よい子」像にはどのような問題点があるのでしょう?
また、そうした問題点をどうすればよいのでしょうか?

A.親の求める「よい子」像が子どもの健全な成長を歪めるということがあるようです。
この歪みがさまざまな形で保育の中の気になる姿として子どもに表れていることがあります。
  例えば、家庭ではとても親の言うことを聞くおとなしい「よい子」であるのに、園生活ではそれと一転して友達にかみついたり、乱暴したりするというケースがあります。このような子ども達はいつも親や友達の顔色をうかがいながら行動するので、なかなか本当の自分が発揮されません。
  このような「よい子」像を押し付けられた子どもの問題は、自分らしく生きられず、常に他者の目を気にして、懸命に「よい子」であろうと張り詰めて生きていることです。

しかし親にはなかなかそのようなこどもの苦しい思いが見えません。このような張り詰めた状況が長く続くとどこかでそれがキレてしまうのです。そのような葛藤を表現できずに家庭でも園でもずっと「よい子」を演じつづけた子が、思春期以降になって爆発するということの問題は深刻です。
 人間は「よく」ばかりは生きられません。ズルをしたり、けんかをしたり、いたずらをしたり「悪」の世界が人間の成長には必要不可欠です。親のプライド、世間体等あるかとは思いますが、何か問題が起きたときこそ「チャンス」だと感じ、子どもの「思い」を十二分に受け止めながら、どうしたらよいかを焦らずゆっくり話していき、子どもの生活に「ゆとり」を与えて行きましょう。


ももえだこども園ではこうした育児に関するさまざまな問題にできるだけお答えしていき、紹介したいと思います。
相談したいことがある方はお問い合わせからメッセージの送信をお願いします。